Benoit Moerlan ブノワ・モエルラン
クラシックの打楽器を「レ・ペルキュション・ド・ストラスブール」の共同創設者、
ジャン・バティーニュに師事した。当初は、もっぱらマレット楽器を演奏していたという。
その後まもなく、クラシックのオーケストラやフランスの作曲家、ギュイ・レイベル、
イブ・プラン、ジョルジュ・アペルジなどのもとでプロとして仕事を始めることとなる。
ロックのビブラフォン・マリンバ奏者としては、1976年イギリス、レディング
で開催されたロック・フェスティバルでのゴングのステージが初の
ライブ・パフォーマンスとなった。彼はその後、アラン・ホールズワース、
ミノ・シネル、兄のピエール・モエルラン、ディディエ・マルエルベ、ハンスフォード・ロウ、
ディディエ・ロックウッド、ボン・ロザーガなどが参加したこの伝説的バンドの
中核的なメンバーとなる。ゴングと4年間レコーディングやツアーをともにした後、
ブノワはマイク・オールドフィールドのバンドに参加する。
90年代初めブノワは、ギタリストのジョン・カトラーと出会う。カトラーは当時、
ハンスフォードと同じバンドで奇妙な楽器(ジャスト・イントネーション)を使って活動していた。
その後、ブノワは普通とは全く異なるチューニングのシンセサイザーと連動させたマレット、
「キャット」の使用を始める。
1994年、ベースのハンスフォード、ギターのボンとともにゴングジラを結成、
一部の熱心なファンに高く評価されている作品「サファー」を発表する。
また、ドイツ人ビブラフォン奏者、シュテファン・トラウプと結成したマリンバと
ビブラフォンのデュオ「アキンボー」(訳注5)としても、フランス、ベルギー、ド
イツなどで精力的にソロ・コンサートを行っている。さらに、父親(ストラスブール
大聖堂のオルガン奏者)とともにミヨー、サティー、ロサウロ、バッハといった作品
を演奏するなど、クラシックの領域での活動も怠っていない。
ブノワのマリンバ独奏作品の一部は、フランソワ・ダールマン社から出版されている。
LoLoRecords サイトより翻訳転載
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